某量販店でセイコーのプレザージュの漆モデルを見た。限定品だけど、まだ残ってたんですね。
パッと見、若干大きい気がしたが、腕にのせたところ違和感はなかった。約40ミリの径は現代的な標準サイズというところだろうか。針の多いクロノグラフなので、大きくても間の抜けた印象はない。
店員さんによると、琺瑯の方がずっと人気があったらしく、これが残り一本ということだった。漆黒の文字盤はまさに「和の黒」という印象。デザインについては文句の付けようがなかったのだが、気になったのは時計の厚み。
堅牢さを重視するセイコーの機械式時計は厚みがあるけれど、クロノグラフだとさらにそれが増す。ロレックスやジャガールクルトの時計に慣れた私はそこが気になる。そういった意味ではスイスの時計は厚みを押さえているので、装身具として洗練されているように思う。
ただ、これは時計に対する設計思想の違いによるのだろうから、優劣をつけるものでもない。
素材を考えればバーゲンプライスなんだろうけど、去年レベルソを買ってしまったこともあり、是が非でもと購入意欲をそそられるところまではいかなかった。限定モデルなので、今がチャンスなのだけどね。