語り得ぬものを語る

主に腕時計と鉄道について語るブログです。自分の所有する物や、商品レビューなども書きます。

お祝いと雑感

今日は私の誕生日のお祝い、先日出した本の出版記念、父の傘寿のお祝いをした。父には先日購入した山田平安堂のお椀をあげた。その後で、家族揃って記念の写真を撮った。父はとても喜んでくれた。あげたお椀はもったいなくて正月まで使えない、と言われた。

ところで、最近父からことあるごとに「ありがとう」と言われる。それはうれしいことなのだが、時折さびしく感じられる。それはどこかお別れのニュアンスを含んでいるように感じるからだ。自分が考え過ぎなのかもしれないが、平均寿命の80を過ぎれば、人間いつどうなるか分からないから。いずれ訪れる別れの瞬間を覚悟しなくてはいけないのかなと考える。

あと、「身体にだけは気を付けろ」ともよく言われる。この言葉も重みがある。今は順風満帆かもしれないが、会社などいつどうなるか分からない。そうなった場合に、頼りになるのはこの身一つなのだ。

「何をやっても生きていける」と父は言う。確かにそうかもしれないが、全く自分に合わない仕事や生き方を選択するのはつらいものがあるよな。

最近私は、髪が薄くなってきたり、下っ腹が出てきたり、視力が落ちてきたり、いよいよ老化が進み始めた感じだ。そんなこともあるから心配してくれているのかもしれない。有難いようなうれしいような少し寂しいような44歳の誕生日を過ごした。