語り得ぬものを語る

主に腕時計と鉄道について語るブログです。自分の所有する物や、商品レビューなども書きます。

梅雨空と読書(遠藤周作 沈黙)

せっかくランニングシューズを買ったのに、雨で走れない日々が続くのは辛いものだ。そろそろ梅雨が明けて欲しいなあと思う。

家で過ごす時間が長いせいか、最近は読書をすることが増えた。昨日は遠藤周作の「沈黙」を読了した。文学作品を読み終えると、自分の中でささやかな喜びがある。ロドリゴという宣教師が背教するに至るまでの葛藤をドラマチックに描いた作品だが、キリスト教徒でない自分にとっても胸に迫ってくるものがあった。さらりと読んではいけない本だと思うが、答えのない読み物でもあるので、あまりじっくり読んでいると深刻な気分になってしまう。この梅雨空に暗い本など読みたくはない。「沈黙」は先月、父の日に息子にプレゼントされた本だ。読んだ本は大事に保管しておこうと思う。

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