語り得ぬものを語る

主に腕時計と鉄道について語るブログです。自分の所有する物や、商品レビューなども書きます。

レベルソデュオのオーバーホール

久しぶりに時計の話。

今年、私にとって一番重要な教材が校了し、印刷所に回ってひと段落したので、前から気になっていた時計のオーバーホールを依頼することにした。

機械式時計のオーバーホールのタイミングは難しい。3~5年が目安とかいうものの、使用していて特に不具合を感じなければそのままでも良いかと思ってしまう。

ただ5年くらい経つと中の油が固まってくるだろうし、部品の摩耗も進むはずだ。レベルソは2015年に購入したのでそろそろかなと思っていた。

実はもう1つ理由がある。
先日山陰旅行をした際に、不注意で打痕をつけてしまったのだ。時計も私自身も凹んだが、自然と付いた傷というのは仕方がないものである。細心の注意を払うといっても腕もとばかりに気にしているわけにもいかないし、限度があるだろう。

そこでついでにこの際そのキズもキレイにしてしまおうと考えたのだ。

休日の銀座は人通りが戻ってきていた。ジャガー・ルクルトのブティックは目抜き通りからちょっと奥まったところにあり、このブランドの立ち位置を象徴しているようだった。

ブティックで早速オーバーホールの依頼をする。恭しく接客をされるのは、高級品をもつ喜びの一つであるが、時計の現状について店員さんに丁寧に説明していった。

要するに時計の具合が悪いわけではなく、そろそろオーバーホールを出す時期だと感じていることと、小傷や打痕を消したいということだ。

店員さんの説明によれば、周囲を削って打痕を目立たなくすることは出来るが、完全に消すことは難しい。削りすぎると形が悪くなるので何度も出来ない、と言われちょっとがっかりする。

一通りの説明を聞き、オーバーホールの見積額が77000円と分かった。おそらくそれくらいかもう少し高いと思っていたので、特に驚きはなかったが、大事な時計であるし必要な経費であろう。時計にしても車にしても、高いものは維持費も比例するのだ。そういうことを織り込み済みで購入しないと後悔することになる。

だから、高額なものを買うときは慎重になったほうがいいですよ(誰向け??)。

修理完了までに約1ヶ月かかるということなので、年内に引き取りに行けるか微妙だが、キレイになって戻ってくるのを楽しみにしている。

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