語り得ぬものを語る

日々思ったこと感じたことについて書きます。読んでいただいた方に少しでも共感できる部分がありましたら嬉しいです。

キハ54

また鉄道模型を買ってしまった。 

北海道でおなじみの気動車キハ54形。根室本線の釧路以東や、釧網本線石北本線の特別快速きたみ、宗谷本線、先日一部廃止になった留萌本線など、最果てを目指す普通列車のイメージが強い。 

なかでも、根室を訪れたときに乗った快速ノサップは思い出深い。 

そんな個人的な思い入れのある車両だが、KATOやTOMIXからは製品化されない。 

グリーンマックスで製品化されていることは知っていたが、前述の2社と比べると見劣りするし2両で11000円もしたので躊躇していた。 

そんなこんなでずっと買うかどうか迷っていたのだが、クリスマスの浮ついた雰囲気に乗せられて、思わず天賞堂で購入してしまった。 

以下インプレ。 

このVHSのカセットのような安っぽいケースはどうにかならなかったのか。車両さえちゃんと動けばよいという人もいるのだろうが、もう少しマシなケースに入れてほしかった。 

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店で試運転してみたが、やや油が足りないような音がした。これもディーゼルカーらしくてよいのかもしれないが、自分が小さい頃遊んだ模型のクオリティに近いものを感じた。低速走行もやや苦手みたいだし。あと、連結器のドローバーがとてもしょぼい。 

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とまあ、いろいろケチをつけてみたが、今年鉄コレで出たものだとモーターも取り付けなきゃいけないし、ライトも付けられないしで、こちらの方がよいかなと思う。 

実家にあるフラノエクスプレス、昨年買った振り子のキハ283とともに、北海道らしい鉄道が集まってきました。

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プレザージュ 漆モデルについて

某量販店でセイコーのプレザージュの漆モデルを見た。限定品だけど、まだ残ってたんですね。


パッと見、若干大きい気がしたが、腕にのせたところ違和感はなかった。約40ミリの径は現代的な標準サイズというところだろうか。針の多いクロノグラフなので、大きくても間の抜けた印象はない。 


店員さんによると、琺瑯の方がずっと人気があったらしく、これが残り一本ということだった。漆黒の文字盤はまさに「和の黒」という印象。デザインについては文句の付けようがなかったのだが、気になったのは時計の厚み。 

堅牢さを重視するセイコーの機械式時計は厚みがあるけれど、クロノグラフだとさらにそれが増す。レックスやジャガールクルトの時計に慣れた私はそこが気になる。そういった意味ではスイスの時計は厚みを押さえているので、装身具として洗練されているように思う。 

ただ、これは時計に対する設計思想の違いによるのだろうから、優劣をつけるものでもない。 

素材を考えればバーゲンプライスなんだろうけど、去年レベルソを買ってしまったこともあり、是が非でもと購入意欲をそそられるところまではいかなかった。限定モデルなので、今がチャンスなのだけどね。

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腕時計彷徨

そういえば、今年は一本も腕時計を買いませんでした。 
2008年に腕時計の趣味にハマって以来、毎年のように買っていたので、初めてのことです。レベルソを買って一区切りということでしょうか。 

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買わなかった理由は金銭的な問題もありますが、腕時計に対する目が肥えて安い時計に目が行かなくなったというのが大きいです。よい物を持つと安い物の粗が見えてしまい、どうも使う気にならなくなる。そうやって、ほったらかしになった時計を見るのは悲しいものがあります。それに40過ぎの大人になれば、年相応によい物を永く使いたいという気持ちも強くなります。 

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あと、たくさんの物を買うと、気持ちに負担が出てくるのも大きいです。買った以上はちゃんとメンテナンスして使いたいですから。 

今年は初めてロレックスを正規代理店にオーバーホールに出しました。あと、グランドコンプリケーションの革ベルトを新調しました。今持っているものを大事に使う、という方向にシフトした気がします。

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ロレックス EX1のオーバーホール記

レックスの代理店から「EX1のオーバーホールが完了した」との連絡を受けたので、先日伊勢丹に引き取りに行って来た。
通常のオーバーホールに加え、リューズとチューブ、バネ棒の交換で57,000円。

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使用感のあった小キズもなくなり、新品同様になって返って来たよ。

1ヶ月ぶりに腕に巻いた感触は懐かしいような嬉しいような気分で、他の時計とはやはり違う独特の安心感・安定感があった。 

精度はクロノメーターの水準を遥かに超えて抜群で、デザイン的にもどんな服装にも合いやすい。また、腕にしなやかに巻き付き装着感に優れ、類いまれなる記号性をもったブランド力をもっている。おまけにオーバーホールの体制も万全とすべてが一流で、欠点らしい所はほとんどない。 

女性でいえば、美人でスタイルもよく、おしゃれ。おまけに勉強もそこそこ出来て性格もよい人。そんな人が実際にいるのか分からないが、世の男達から人気が出るのは当然だ。 

人気のポイントは「突出したところがないこと」なんだと思う。「美人すぎないし、勉強出来すぎないし~」で、それがゆえに高嶺の花にならず、ちょっと頑張ればおつきあいできそうかな、と思える感じなわけだ。 

ということで、私の中でも独特のポジションをキープしているEX1だけど、初めて買った機械式時計ということもあって深い愛着を持っている。今後も時計界におけるベンチマーク的な存在としての地位を保っていくだろう。

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