語り得ぬものを語る

日々思ったこと感じたことについて書きます。読んでいただいた方に少しでも共感できる部分がありましたら嬉しいです。

人と比較することについて

日々感じていることを書いてみる。

自分のメンタルがやや不調な理由の一つには、インターネット上に溢れる情報(SNSYouTubeなどの動画など)に日々毒されていからだと感じる。ネット上には真偽不明の過剰な情報が氾濫しており、それを真に受けたりして、優越感や劣等感に浸ったりすることがある。金持ち自慢、学歴自慢、美貌自慢、社会的成功、その他色々。

こういう情報というのは、大概盛られて書かれている。誰だって、自分の良いところをアピールしたいし、悪いところは晒したくない。そうすることで、実像からかけ離れた像が出来上がるわけだ。それを見て、自分の方が勝った・負けたなどと比較する。これって、一体何の意味があるのか?

「人と比較することなんて無意味だ」という正論を言うのは簡単だが、我々は小さい頃から学校で成績を比べ、運動で速さを競ったり、会社に入れば出世競争をしてみたり、常に人との比較をしながら生きており、習慣化されてしまっているから、簡単にそれをやめることというのは難しい。

競争から降りる=負けを意味すると言う捉え方だってされることはある。でも、最近我が身を振り返っても、他人との比較って意味ないし、無駄に神経を疲れさせ、自信を失わせる気がする。周りの人に比べて自分の方が優れている、と自信を持って言える人間は数少ないし、世の中上には上がいるものである。もちろん下には下もいる。

つい先日、MLBドジャースのムーキー・ベッツ選手の言葉が自分には響いた。大谷選手との比較について求められたコメントで、「大谷選手のできることの90%は私はできない。私はムーキーであり、私のやるべきことは最高のムーキーであることだ。背を20センチ伸ばしたり、すごい速い球を投げたりすることは不可能だし、やろうとする必要もない」と言うような、ニュアンスの内容だ。

これは当たり前のようなことだが、真実を言い当てている。ムーキー選手の強烈なプライドを感じる一方で、これだけのことを言えるしやってきたからこそ超一流の選手になれたのだろうと感じる。

そこでなるべくネットの情報から離れる時間を設けて、自分を内省する時間や能力を高める時間、家族と話す時間や趣味の時間を増やすなど、もっと自分を大事にして楽しく過ごせるように考え方や行動を変えてきたいと思う。

 

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