語り得ぬものを語る

日々思ったこと感じたことについて書きます。読んでいただいた方に少しでも共感できる部分がありましたら嬉しいです。

北海道の仮乗降場

TOMY TECの建物コレクションの駅Fを作ってみました。小さい頃からプラモデルはあまり得意ではなく、細かい部品を組み立てるのに悪戦苦闘。とはいえ、簡素な駅なのですぐに出来ました。先日廃止になった留萌本線の駅にも似てますね。なかなか風情がありますね!

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四十の手習い

四十の手習いでスマホにしました。今までガラケーだったので大きな変化です。今年の1月にうちの会社でリリースするアプリを試してみたかったからです。 


あと、ガラケーだとちょっと調べ物をしたいときに不便を感じるようになりました。 

格安スマホだと値段が抑えられていいですね。二人の子育てが大変なので、通信費は極力下げたいところです。 

電車に乗ると下向いてスマホをいじってる人ばかり見かけるので、異様な光景だといつも感じますが、LINEなどをしているとあっという間に時間が経つので、夢中になるのが分かる気がします。 

自分の仕事(教材制作)でもデジタル化は不可避の状況なので、触りながらいろいろ勉強したいと思います。

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実家で運転会

明けましておめでとうございます!今年もどうぞよろしくお願い致します。

新年の挨拶に実家に帰りました。線路を広げて先日購入したNゲージの運転会をしました。うちのマンションとは違って家が広いので、いつもよりも線路を広げて立体交差にするなどして楽しみました。

キハ54は、やや走行音がうるさかったですが、なかなか逞しい走りをしました。馬力がありますね!

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続いて、修理に出していたD51。貨物列車を牽引する姿がよく似合います。

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フラノエクスプレス。86年にブルーリボン賞を受賞した名車です。懐かしい。ハイデッカーがカッコいい!

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そしてC62とオリエント急行。C62は優等列車を牽引するのが似合いますね。食堂車のランプが付くのが美しかったです。

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小説読本(三島由紀夫)

久しぶりに読んだ三島由紀夫の本。 
三島由紀夫の小説は技巧的で人工的な印象が強く、あまり得意ではないのだが(あと思想的に偏りすぎていてついていけない)、エッセーは素晴らしい。特に印象に残っているのは川端康成の「眠れる美女」の解説で、簡潔で要を得た説明に感心した。どれだけ紙幅を割いても表現することが難しいことを、短い言葉で的確に批評出来るのは、才能というよりほかはない。 

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この本は、小説とは何か、小説の方法、法律と文学など、小説にまつわる様々なテーマにつき三島由紀夫が自分の思いを率直に綴った物だ。時系列になっていないし、寄せ集めっぽい印象もあるが、三島ファンにとっては作品の舞台裏を覗き見るようなところもあり、たまらないのではないだろうか。 

法律と文学では、三島由紀夫の小説作法が法律の論理構造と似ているとあり、法学部出身であることが作品に影響しているのではないかと推測している。三島の文章は表現の美しさに目を奪われがちだが、理路整然としており、丹念に読めば理解出来る類いの文章だと思う。 

平野啓一郎の言うように、三島の書評には読者に取り上げた作品を「読みたい」気にさせる色気があると思った。

キハ52の思い出

キハ52の国鉄色

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私は自分が乗ったことのある車両の模型しか買わない主義で、この車両には飯山線大糸線岩泉線で乗った。なかでも印象深いのは岩泉線である。 

2002年の冬、当時の私はJR全線完乗を試みて全国の鉄道を乗り回していた。東北は未乗線区が多かったのだが、なかでも1日3本しか走らない岩泉線は旅程を組むのが難しく、乗り潰し泣かせの路線だった。 

宮古を観光して岩泉線に勇躍乗り込もうとしたとき、ホームに停まっていたのがこの車両だった。車体は煙で煤けていて古色蒼然としていたが郷愁漂う印象で、2両編成のうち私は迷わずこの車両を選んだ。 

分岐点の茂市を過ぎると徐々に山間部に入る。東北の冬の夕暮れは早く、あっという間に夜の闇に包まれた。降りる人も乗る人もいない駅を過ぎるたびに、一体自分はどこに連れて行かれるのだろうか、という不安な気持ちになったのを思い出す。 

上り坂に差し掛かると、車内には軽油の臭いが立ちこめる。苦しそうに小さな車体を振るわせ深山幽谷を駆ける姿には、どこか応援してあげたくなるようなところがあった。 

今は岩泉線は廃止されたが、この車両とともに、自分の思い出に深く刻まれている。

キハ283系

先日の日記の続き。

KATOのキハ283系。私が持っているNゲージの車両で最もお気に入りの一つだ。フロント部の青が鮮烈でスマートな外観の特急列車で、この車両を抜きにして北海道の鉄道旅行は語れないと思う。以前は札幌ー釧路間を3時間40分で駆け抜けたのだから、平均時速約100キロの超高速のディーゼル特急だ。しかも狩勝峠越えという難所もあるのだから、そのスピードたるや凄まじいものがある。

f:id:reversoduo:20161229134743j:plainまた、グリーン車の設備も豪華で素晴らしい。北海道の雄大な自然を眺めながら、快適なディーゼル特急で旅行出来るのは格別であろうと思う。振り子式特急なので、実車と同様にカーブしたときに車体を少し傾けながら走るところが特に気に入っている。f:id:reversoduo:20161229134807j:plain